好きと金曜日
ジョングクさん。
私はあなたを前にすると、何も言えなくなってしまう。
色々な感情が全部「好き」に吸収されちゃって、自分の感情を言葉にすることがすごく難しい。
でも、今日はちょっと伝えたくなったことがあるよ。
私が最近何度か話題にあげた、カルテットというドラマ。
とにかく台詞がお洒落で、みんな苦しくて、切なくて、大好きなドラマ。
それを見返していたときに出会ったある台詞が印象的だった。
“私の好きな人には好きな人がいて、その好きな人も私は好きな人で、うまくいくといいなぁって。”
1人の主人公の言葉。職場の優しいおじいさんに、「君の好きはどこいくの」と聞かれたその主人公は次にこう答える。
“私の好きはその辺にごろごろしてるっていうか、寝っ転がってて。
で、ちょっと、ちょっとだけ頑張るときってあるでしょう?
住所をまっすぐ書かなきゃいけないときとか、エスカレーターの下りに乗るときとか、バスを乗り間違えないようにするときとか。
白い服着てナポリタン食べるとき。
そういうね、ときにね、その人がいつもちょっと、いるの。いて、エプロン掛けてくれるの。そしたら、ちょっと頑張れる。
そういう、好きだってことを忘れるくらいの、好き。”
この台詞を聞いたとき、私はあなたを思い浮かべたんだ。まさしくこれだ、私にとってチョンジョングクという存在はこれなんだって。
そりゃあもちろん、いつもあなたのことが頭にあって、ずっと考えてて、私の中心にいるけど、直接言葉を交わしたことなんてないし、私の存在をあなたは知らない。
でも、なんとなく遠いのに、私のそばにいて、いつもあとちょっとだけ頑張る力をくれる。
好きだってことを忘れるくらいの、好き。
大事にしようと思った。そんなに好きになれる相手、そう簡単に見つからないから。
何度も何度も、あなたのその笑顔に、歌に、助けられてここまで来たよ。毎日頑張れてるよ。本当に、ありがとう。
これからも私にエプロン、掛けてくれたら嬉しいな。
これだけ伝えたかったんだ。わざわざブログまで書くなんて大袈裟だけど、そしてみんなみたいに素敵な文章は書けないけど、たまにはアリだよね。
今日は金曜日。今日もあなたが何をしていたか、幸せだったか、思いを馳せている人が沢山いるよ。きっと忙しくて曜日感覚もないかもしれないけど、どうか、すてきな週末を過ごしてね。
いつか、ごろごろ転がっている私の「好き」があなたに1ミリでも届きますように。